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そうめんとはKNOWLEDGE

そうめんの熟成年数の表記について
三輪山本では製麺後、厳しい品質管理のもと一定期間熟成させることで、コシが強く茹でのびしにくい特徴のそうめんに仕上げております。その熟成 期間を【1年熟成】【2年熟成】と表記しています。
1年熟成:手延べそうめんの「古物」「2年物」に相当します。
2年熟成:手延べそうめんの「大古物」「3年物」に相当します。
そうめんの選び方

1.そうめんには手延べ製(手延べそうめん)・機械製(機械麺)の2種類があります。
機械製は塊にした生地を薄く延ばし、細く切り乾燥させています。そのため切断面が同じ太さになっています。
手延べ製のそうめんと比べるとコシが弱くなるなど食感が異なります。
手延べ製のそうめんは切って細くするのではなく、撚り(※)をかけながら細く引き延ばしていきます。そのため1本1本の太さ、形、切り口などが、それぞれ微妙に異なります。
(※)り・・・ねじりあわせること
機械麺と比べるとコシが強くなり食感が異なります。

2.手延べそうめんは、新物(今年製造されたもの)よりも、1年熟成、2年熟成がコシがあるとされています。

そうめんの色について

手延べそうめんは、真っ白いものと思われますが、製造時の天候条件等によって、若干黄色み(飴色)がかることがあります。 

そうめんとひやむぎ(冷麦)の違いってなに?
そうめんとひやむぎ(冷麦)は麺の太さが違います

そうめんの方が、一般的にひやむぎよりも細いですが、食品表示基準によると手延べの場合は太さ直径1.7mm未満に引き延ばしたものは手延べそうめん、手延べひやむぎのどちらで表示してもよいことになっています。

(機械麺の場合、太さ直径1.3mm未満がそうめん、1.3mm以上1.7mm未満がひやむぎ。)
1.7mm以上はうどんとなります。
小麦粉・塩・水のシンプルな原料
昔も今も小麦粉、塩、水、少量の食用植物油が原料です。小麦粉はそうめんの旨さを引き出すこだわりの当社専用粉。
品質に関しても厳しい検査項目を設けています。
そうめんの上手なゆで方

山本の手延べそうめんは、コシがあって、時間がたっても茹でのびしにくいのが特徴ですが
そうめん本来の美味しさを味わっていただくためにも以下の上手なゆで方のポイントをお教えします。

たっぷりの湯で強火でゆでるのがコツ

大きな鍋にたっぷりの湯(3リットル以上)を沸騰させ、そうめんの束を解いて一度にパラパラと入れ、強火のまま泳がせるようにして、箸で素早くかきまぜます。少ない湯でゆでると、団子のように固まりやすく、せっかくの風味が落ちてしまいます。
<4人前・4~5束(200g~250g)の場合>(5束で3リットル以上のお湯が、目安です)

強火でゆで時間を計ってゆでます

そうめんを入れてからふきこぼれないよう強火でゆでます。その後、ざるにあけて湯を完全にきります。
※にゅうめんや炒め物にする場合は、あとで火を通すので固めにゆでます。
※そうめんは、細さによってゆで時間が変わりますのでお気をつけください。

白  髪 約30秒
白  龍 約60秒
糸依・No.90 約90秒
ゆでたてを流水でしっかりもみ洗い

そうめんをゆでると独特のぬめりが出るので、すばやくザルにあげ、流水でさまします。
完全にさめたら、麺を両手にはさんで流水でもみ洗いします。ぬめりがとれて、麺につやとコシがでます。
その後しっかり水切りをすれば、のびたり水っぽくならずに仕上がります。
※調理後はお早めにお召し上がりください。

そうめんの保存方法について
そうめんは保存食品ですが、非常に湿気をきらいますので、保管の状態によっては、品質の保持期限内であってもカビや虫が発生する可能性があります。きちんとした条件で保管をお願いします。

  • ・直射日光をさけ、常温で湿気が少ない場所で保存してください。
    台所、床下収納庫、押し入れ等は、湿気がこもりやすいのでお避けください。
  • ・開封後は箱から素麺を取り出し、密封できる容器または袋に入れて保存してください。
    ご家庭では冷蔵庫での保存をお勧めします。
  • ・そうめんは、他の香りを吸収しやすい性質がありますので、匂いのつよいもの(化粧品、石けん)等と一緒に置かないよう、お願いします。
  • ・賞味期限は未開封の状態で、上部の保存方法に従って保管した場合に美味しくお召し上がりいただける期限です。
    賞味期限に関わらず、開封後はお早めにお召し上がりください。
そうめん発祥の地 三輪
そうめん発祥の地

三輪はそうめん発祥の地。
清らかな水と肥沃な土地、そして寒冷清冽な気候がそうめんを生みました。

伝承の技、山本の手延べ製法

気温や湿度にあわせて原料を配合し、機械はあくまで手作業の補助として使う。
型に通したり、包丁で切る麺とは違い、手で延ばすことで1ミリ足らずの麺に仕上げていく手延べそうめん。
その工程ひとつひとつに、老舗山本に伝承される熟練の技が生きています。

  • ① 気温や湿度に合わせて塩と水を配合。小麦粉を塩水でこねて帯状にします。

  • ② 麺の乾燥と付着を防ぐため、食用植物油を塗ってさらに細く延ばします。

  • ③ 撚りをかけながら2本の管に8の字にかけた後、数時間ほど熟成。約60cmまで延ばして、さらに熟成させます。

  • ④ 熟成によってしなやかになった麺をそうめんの細さまで少しずつ引き延ばして乾燥させます。